24日目 記憶と現在
こんばんは!
現在気仙沼市にある「ゲストハウス架け橋」から更新しています。
ゲストハウスとは書いていますが、基本的には被災地でのボランティア活動をしている方たちが泊まっていかれるのがメインの宿となっています。
当日に転がり込んできたにもかかわらず、快く迎え入れてくださりありがたい限りです……!
今朝は道の駅上品の郷にて起床。
この道の駅は朝から賑わいを見せています。
いつもここで演奏しているという手回しオルガンの音を聴きながら朝ごはんを食べます(^ ^)
なんと素晴らしい朝なんだ……。
リラックスした気持ちで出発することができました♪
今日は気仙沼市へと向かいます!
山間の道をひた走ります。
アップダウンこそ多いものの、そこまでキツい高低差はないので案外とスムーズに進めました。
今回の旅の目的の1つして、被災地をまわるというのがあります。
4年前の2011年、高校生だった僕は被災地を訪れました。
吹奏楽部の一員として、チャリティーコンサートを行うためです。
被災してからまだ9ヶ月ほどしか経っていなかったため、まだ手つかずの瓦礫や建物が多く残っていました。
今でもその光景は脳裏に焼き付いています。
僕はそのとき、また必ずここに来ようと心に決めていました。
そして4年が経ち、ようやく訪れることができたのです。
昨日のブログでも書きましたが、もうすでに瓦礫などは取り除かれていて、今は雑草の生えた広い土地が広がっています。
しかし南三陸、気仙沼と進んでいくと、未だに残る震災の跡が多くなってきました。
ここで震災があったのだと、強く実感させられました。
気仙沼で泊まるところを探していると、ボランティア活動をしている方たちが泊まるゲストハウスがあることを知り、当日でも可能だといいうことで今夜の宿にさせていただきました。
この「ゲストハウス架け橋」の管理人の田中さんは、大学を休学してNPOで働きながら、被災地での活動を行っているとのこと。
自分より2歳だけ年上の方が、ここまでの行動を起こしているということに驚きました。
田中さんに僕が当時訪れた場所のことを話すと、その場所の現状がどうなっているかなどの情報を教えてくれました。
そのほかにも、被災地で訪れるといい場所などを教えていただいたので、明日以降はその情報に沿って行動したいと思います。
自分の過去の記憶と現在が、少しずつ繋がっていくのを感じます。
明日は高校生の頃に訪れた陸前高田の辺りを散策していきたいと思います。
それでは今日はこれにて。